はじめに
清永の由来
発酵を取り入れ、心も身体も綺麗にクリアにしたい、持続させたいという思いがあり、そんな意味をこめた屋号をつけたいと考えていました。そう考えている時、母から初めてきかされたことがありました。母の実家の屋号が「清永」だったということです。母の実家では、特にお店はしていなかったのですが、屋号があったみたいです。私が考えていたものと一致し、屋号を「清永」と即決しました。
発酵料理教室をはじめたきっかけ
幼少期の頃からアトピー性皮膚炎に悩まされていて、症状が重くなったり軽くなったりを繰り返していました。皮膚科に通っている時期もありましたが、時々塗り薬を使う程度でコントロールができていました。しかし2019年、急に顔中にアトピーがひどくなってしまい、これまでの方法ではコントロールができなくなってしまいました。痒いし顔が腫れあがるし、人前に出るのが辛い時期が続きました。再び皮膚科に通い、ステロイド療法やステロイドに近い薬を使用しましたが、症状は重くなる一方でした。
ステロイド療法はやめたいと思い、食事療法や断食を試みました。食事療法は、添加物、小麦、乳製品、卵、加工品を一切とらないもの。それに加え、定期的な断食。食べることがとても好きな私にとって、この方法は苦痛でしかなく、持続することができませんでした。しかし、スーパーで売られている食材、調味料の危険性を知り、私が口にしていたほとんどものが、添加物入りのものや農薬で汚染されているものであることに気付きました。私はほとんど手作りのもを食べており、手作りしていれば安全なものを身体にいれることができていると思っていました。元々食べることが好き。身体にいいものをストレスなく、美味しいものを楽しく食べたいという思いから、まず調味料を発酵調味料に変えました。発酵調味料を使っていろいろな料理を美味しく食べたいと強く思い、発酵の勉強をはじめ、インストラクターの資格を取得しました。
私のモーニングルーチン
毎日、朝食に甘酒を飲んでいます。スムージーにしたり、ジュースにしたり。季節の果実と豆乳を混ぜて作っています。子どももスムージーは大好きです。子どもはこれまで、豆乳は苦手でしたが、甘酒スムージーを飲むようになって、豆乳が好きになりました。勿論、甘酒はそのままでも美味しいので、時間のない時には甘酒だけを食べています。
発酵をはじめて変わったこと
まず変化を感じたことは、腸活ができているということです。アトピーとはまだお付き合い中です。しかし、現在はステロイドも抗ヒスタミン剤の内服もやめています。一番の変化は、マスクなしでも人前に出れるようになったことです。また、写真にも写りたくなくて約2年間、子どもと一緒に写った写真が残っていませんでしたが、今は抵抗なく一緒に写真を撮ることができています。全身の痒みもひどかったですが、最近はひどい痒みを感じることが少なくなってきました。今後どう変化していくか、とても楽しみです。
PROFILE
田所 三奈Tadokoro Mina
香川県出身。シングルマザーで10歳の息子と二人暮らし。25年以上あらゆる分野での看護師経験あり。長年続けていた看護師を辞め、50歳直前に人生が豊かになれる自分らしい生き方をしようと決断。 手作りの発酵調味料を使った料理教室「清永」を運営。